脳内で自分のネガティブ思考が止まらない…
ふと気づくと、過去のイヤなことを思い出している。
夜になると、今日上司から言われた一言が頭の中でぐるぐる渦巻いているように感じる。
未来の不安や、過去のイヤな出来事で自分の感情がもてあそばれているように感じる。
そんな時ありませんか?
こういった思考は無意識に始まるのですごくやっかいですよね。
思考というより、実際は、ある特定の感覚や言葉が頭の中にとどまっている感じでしょうか。
このような自分の中から無意識に湧き上がってくる言葉をセルフトークといいます。
今回は、ネガティブ思考の根源であるセルフトークの取扱い方について書いていきます。
セルフトークには
・ネガティブで非生産的なセルフトーク
・生産的で役に立つセルフトーク
の2種類あります。
今回の記事では、ネガティブなセルフトークの扱い方をテーマに書いていきますね。
まずセルフトークに気づくこと
無意識に始まるネガティブなセルフトークは、私たちが“集中していないとき”に“ひょこっ”と顔をだす傾向があります。
・野菜を切るなど単純作業をしている時
・散歩をしている時
・電車や自転車での通勤中
・夜の自宅での時間(お風呂、寝る前など)
・会社のどうでもいいミーティング中
こんな時に、無意識のセルフトークがはじまります。
そして、考え始めてから気づくと10分、20分たっていた。ということも少なくありません。
しかも無意識に、です。
私もよくやっていました。そして、よくイヤ~な気分になっていたんですよね。
自ら底なし沼にダイブして、ジタバタもがいているそんな感覚でした。
でも、今あなたは「自分のセルフトークに気づく」ということを知りました。
なので、ネガティブなセルフトークが始まったな、と感じたら
「おい、そこのセルフトーク君。君の正体はバレバレだぞ。」と、指摘してあげてください。
客観視できると、その時は必ずセルフトークが止まります。
声にだしたり、紙に書き出してもいいです。
これを、意識的に何度か続けてみてください。
いつのまにかネガティブ思考のセルフトークが減っていっているはずです。
仕事、家事などの未完了を出来るだけなくす
仕事、家事など「未完了のもの」があればセルフトークが多くなってきます。
「あ、あのメール上司に送ってなかった…。」
「部屋の床汚れが気になるけど、掃除めんどうくさい」
“ちょっと気になること“の数に比例してあなたの頭のつぶやきやモヤモヤも増えていきます。
ただ、仕事や家事、事務処理などは未完了を完了にすればスッキリします。
「明日の朝一番に取りかかろう」と、実行日を決めて、セルフトークでぐるぐる気にするのはこの1回だけにしようと決めると悩む時間が減ってきますよ。
人間関係の未完了の解決方法
「上司に言われた一言を思い出すと悔しくて胃がムカムカする」
「同僚にあんなこと言ってしまったけど傷つけてしまったかも…」
人間関係の未完了については「完了形」が目に見えません。
でも未完了の場合、確実に人の心や記憶に残ってモヤモヤした感覚や言葉として存在します。
「本当は相手に伝えたかったこと」を、明日、伝えることができるなら問題ないですが、伝えられない時のほうが多いですよね。
そんな時は“相手を目の前にイメージして”伝えてみてはどうでしょうか?
上司が目の前にいるとイメージして、
「あの時、私は他のプロジェクトで忙しすぎたので、レポートを提出できませんでした。もう少し業務負荷を減らしてください。」
もしくは、
「何であなたにそんなこと言われなきゃいけないの!」と不満な感情を声にだしてもいいです。
大切なのは、その時の不完全燃焼になっている感情を吐き出して完了させることです。
潜在意識にはイメージ上で起こっていることを現実として捉える特徴があります。
なので、あなたの感情をイメージ上でも吐き出すことで、少しスッキリすることに気づくでしょう。
それに、イメージ上で練習ができるので相手を目の前にしたときに伝えたかった言葉が、すっとでてくるかもしれません。
【まとめ】
ネガティブなセルフトークを減らすには、
・セルフトークに気づく
・仕事、家事などの未完了は、実行日を決める
・人間関係の未完了はイメージで解消する
でした。
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです!
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