今回の記事では、「会社を休むと周りからどう思われるか不安」と思っている人へむけて書きます。
結論は、”一度会社を休んでみると、意外に周りは気にしていないことに気づける”ということです。
私の個人的な経験談を交えてストーリー調でお伝えしていきますね。↓
「すいません、今朝からお腹の調子が悪いので早退させていただきます」
その日は、営業会議の日でした。
直属の上司にそう伝えると、私はうつむき加減になって会議室をでました。
私は普段、体調不良で会社を休むタイプじゃないのですが、その日はもう心の限界がきていました。
数週間前から色んな仕事が重なって、休日出勤も当たり前の日々を送っていて。
人に頼ることが苦手な私は、上司や経営陣から仕事を依頼されても「やっておきます」しか答えない社員だったんです。
「私がこの仕事を断ったら、相手はがっかりするかもしれない」
「相手の期待にこたえたい」
「できない自分と思われたくない」
「人に頼りたくない」
そんなことを頭で考えては、毎晩残業をする日々。
一方でこんなことも感じていました。
「なんで私ばっかりに仕事もってくるの…?」
「暇そうにしている人に頼んだらいいのに…」
色んな考えがごっちゃになって、自分でもどれが本当の気持ちかわからなくなっていました。
そして、ある営業会議の日…、気持ちが限界を迎えたのです。
些細なきっかけでした。
同じグループの女性2人が、営業会議中にコソコソ話をしていたのです。
”会議中に発表者が話している時に、コソコソ話って、、、ダメだろう!”って私は、無意識に心でつぶやいていたのです。
そして、それが引き金となって「もう、何もかもしんどい。帰る」という決心をしました。
それから上司にお腹痛いと嘘の報告をして、会社から自宅に戻ってきました。
今までこんな経験をしたことがなかったので、正直、少し不安に感じていたのも事実です。
「私、仮病つかって会社休んじゃった…」
そして、一方でこんな気持ちもありました。
「意外に休んでみるのも、新たな経験になっていいのかも…」
初めて仮病で会社を休んで、色んなことを考えました。
・私は、人の期待に応えようとし過ぎていたのかも ・深刻に物事を捉えすぎていたかも ・私が会社を1日休んだくらいで、誰も気にしてないだろうな ・もう少し気楽に、肩の荷を下ろして働いてみようか
翌朝、会社に出勤してみると上司や同僚から「大丈夫だったー?」と声をかけられました。
気兼ねのない言葉かけに少しほっとした自分がいました。
「やっぱり、私だけ深刻に考えちゃってたんだ」
「これからは、もう少し気楽に働こう」
私の場合は、会社を仮病で休むというワンクッションがあり、自分の当時の働き方を振り返ることができたので気持ちを取り戻せました。
普段の自分がとらない行動をしたからこそ、こうして客観視できたという事実があります。
職場環境や、おかれている立場は人それぞれかと思います。
ですが、しんどいのに頑張り続けてしまうと誰しも、いつか限界がきてしまいます。
そうなる前に職場の人に相談したり、半日でもいいので会社を休んで心の整理をすることも選択肢の一つです。
もし、苦しくてしんどい時は遠慮せずに人に頼ってくださいね。
常に「自分>会社」の図式で、あなたが心穏やかに働けますように。。。