あなたは、スピーチや朝礼で話すときにガチガチに緊張するタイプですか?
それとも、「少し緊張するけど、まぁええか」というタイプですか?
実は私はもともと、とっても緊張するタイプの「THE・あがり症」でした。どれくらいかというと、朝礼のミーティングで自分が話す番になると、会社の制服のベストが心臓の鼓動で揺れ動くくらい心拍数MAXになみうっていたくらい。もちろん声は震えるし、書類をもつ手もブルブル震えるしで、てんやわんやな状態だったんですよ💦
でも、そんな私でも「あること」に気づいてから少しづつあがり症な側面が解消してきました。
今回は、その「あること」について書いていきます。この「あること」が、極度に緊張する人としない人の決定的な違いなんです。
今回の記事を最後まで読むと、人前で緊張してしまうカラクリ(原因)と改善方法がわかります。ぜひ、最後まで読んでみてください☺
人前で緊張する人としない人の決定的な違いとは?
ずばり結論から言いますね。
緊張する人、しない人の違いは「人からどう見られているか」に興味があるか、ないかです。
もう少し詳しく言うと、緊張する人は次のような気持ちへの執着が強いということです。
「人からよく見られたい」
「人から変に思われたくない」
「人に緊張してるってバレたくない」
人からどう見られているかに興味がありすぎて、一周回ってそれが自分にとっての最大の恐怖になっています。
じゃあ、ここで疑問が生じます。
・どうして人からどう見られるかがそんなに大切なのか?
・そうして、人から「変」とか「できないやつ、緊張するやつ」って思われることへの異常なほどの恐怖を抱えているのか?
これってどうしてだと思いますか?
過去に失敗して笑われたトラウマがあるから…?
過度な緊張は過去のトラウマのせい?
トラウマも一理あるかもしれません。でも、少し考えてみてください。
人は誰しも20年30年生きていると、何らかの失敗や恥ずかしい経験をたくさんしていますよね。
それって全部覚えていますか?
覚えていても最大10個くらいかと思います。
じゃあですよ。記憶にある過去の出来事ベスト10があるとします。
それって、どうして自分にとって記憶にのこるほどの出来事(トラウマ)になったんだと思いますか?
数ある失敗経験の中から、そのベスト10が選出されて自分の記憶にいすわっているのは…
自分の中に無意識の心の傷があるからなんです。
人前で過剰に緊張してしまう人は
「そのままの自分ではダメ」
「醜態をさらすと人から認められなくなる」
こんな風に無意識で思ってしまう心の傷を抱えています。
心の傷はどこからきたの?
その傷はどこでできたのかというと、たいていは子供の頃です。家族などの身近な人からの自分への態度、接し方、指摘されたり、怒られたりした経験から、こういった心の傷ができあがってきます。
この傷がいったん心に刻み込まれると、それ以降は「人からよく見られないといけない」という意識が、人前にでたときに発動されるんです。無意識に、です。
「そしたら親子関係が原因なの?」と疑問に感じる人もいるかもしれません。
過去の私がそうだったのですが、
「え?でも私、お父さんお母さんとの関係性、別に問題なかったよ」
と思っていました。
でも実際に自分がカウンセリングをうけてみると、忘れていた記憶が思い出されてきたんです。
「そっか。。今自分がこの生きづらさを抱えているのは、お母さんとの関わりによるものだったのかもしれない」と、思うようになりました。(だからといってお母さんを責めようではなくて、生きづらさのきっかけに気づけたことで気持ちが落ち着いて腑に落ちた感がありました)
話を戻すと、人前で過剰に緊張する人は過去にできた心の傷をかばおうとして、人からどう見られているかを気にするようになっていったということです。それ自体については、あなたはもちろん、誰も悪くありません。生きていく過程で自然にそうなってしまっただけなんです。
過剰な緊張、あがり症の改善策
では、どうしたら人前での緊張が改善されるのかお伝えしていきますね。
それは、次の2ステップです。
【STEP1】
「そのままの自分ではダメ」
「醜態をさらすと人から認められなくなる」
など、自分の心の傷に気づいてそんな自分をしっかりと受け止めること。
【STEP2】
そして、人から変に思われたり、「あ、〇〇さん緊張しているんだ」って思われてもいいって自分に許可をだすことです。
「人からどう思われてもいい」と自分に許可をだす方法はいくつかあります。
今回はそのうちの一つをお伝えしていきますね。
それは、自分に禁止していることを声にだして自分に許可することです。
例えば、
「人から変に思われてもいい」
「あ、〇〇さん緊張しているんだって思われてもいい」
「緊張して声が震えている自分でもいい」
「醜態をさらしてもいい」
「そんな自分でもいい」
「そんな自分がいい」
今の自分を許可する言葉を自分の耳で何度か聞いていくうちに、その言葉の暗示がはいっていきます。
恐らくあなたは、これまで過度なあがり症で人前でうまく話せない自分を、心の中で何度も何度も否定してきたのではないでしょうか。これからは、その逆をやっていけばいいのです。
こんな自分でもいいって。
はじめのうちは抵抗があるし、心の中で「こんな自分でいいわけないやん」って思うとおもいます。でも、それでも声にだして、自分の感情を許可する言葉をつぶやいてみてください。
少しづつ同じ場面に直面した時の感じ方が変わってきます。自分への信頼もましてきます。
「こんな自分でもいっか」って思えるようになってくるんですよ。
人前で緊張したりするのは裏を返せば「よりよい自分でいたい」という心からの願望です。あなたの現実と未来を変える鍵は、すでにあなたの中にあります。
自分でできることから一歩づつ取り組んでみませんか。
今回の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました☺