あなたは会社や友人関係で、誰かに頼っている人を見ると少しフラストレーションを感じますか?
「そんなこと自分でできるじゃん」
「こっちは自分でやってるのに」
「この人、甘えてるよなぁ」
って心の中で思うあなたは、もしかすると人に頼るのが苦手なタイプかもしれません。
誰かを簡単に頼っている人を見るとイライラするのは、本当は自分も甘えたいのに、頼りたいのに、それを表現できないから。人を頼る自分にOKがだせないから。
そんなあなたに向けて、今回の記事では、人に頼る自分に◎をする簡単な方法をお伝えしていきます。
最後まで読むと、依存的な人をみてもモヤモヤしなくなり、あなたも人を自然に頼れるようになりお互いの信頼関係をより強いものにしていけますよ^^
甘えられなかった過去
人に頼るのが苦手なあなたは、もしかすると子供の頃、親に甘えられなかった過去があるかもしれません。
例えばこんな感じです。
・自由に気持ちを表現できなかった
・好き嫌いや「これやりたい!」っていう希望を伝えられなかった
・不安で悲しい気持ちを聞いてもらえなかった
・親から認めてほしいのに、自分に対する関心がうすいと感じると「自分は必要とされていない」と思い込んだ
こんな経験をしてきた方は、大なり小なり心に傷を負っています。いわゆるアダルトチルドレン気質というものです。
気持ちを我慢して生きてきたので、問題を抱えていても
「自分で何とかしなきゃ」
「これは私の問題。人に相談してもどうにもならない」
「人に相談したら迷惑」
「人に頼っちゃダメだ」
と自分自身に絶対的なルールを課してしまいます。
「人に頼るの禁止令」のような。
そうなってしまうと
人に頼ること=「弱さ」「負け」「情けない」
という図式が成立して、結果的に、無意識に他者に対しても同じ図式をあてはめてしまいます。
自分が禁止していることをいとも簡単にやっている他者を見ると、本当は羨ましくて、心のどこかで「自分もあんな風にできたらいいのに…」と思うこともあるかもしれません。(無意識に思っている場合もあるので気づかない時もあります)
本当は「人に頼りたい」「甘えたい」「人にお願いしたい」というのが本音としてあります。だから、本音と行動を一致させれば、あなたのモヤモヤや過去の傷は少しづつ癒されていきます。
本音と行動を一致させるには?
本音と行動をどう一致させると言われてもどうすればいいのか。
そんな、いきなり人に甘えられないですよね。
人に甘えてる自分を気持ち悪いって思うかもしれないし、そんな自分がイヤだって思っちゃう人もいますよね。
なので、まずは自分で自分を甘やかしてみることからはじめてみてください。
些細な事からでOKです。
・これまで完璧にこなそうとしていたことを80%の出来にしてみる
・無理してでていた飲み会を、2回に1回は欠席してみる
・行ってみたかったレストランにいってみる
・体調悪いかも…と感じたら会社を休んで自愛してみる
こんな感じで自分の本音(やりたい&やりたくない)を少しづつ自分で叶えてあげてみてください。
そんな時「こんな甘えた自分はダメだ」と思っても、いったん”仮”で自分を甘やかしてみて。
本音に従って行動した後に、どんな気持ちがするか感じてみて。
これまでやってこなかったことも沢山あるから、はじめの内はそんな自分に慣れないかもしれません。
でも、実際にやってみると予想してた感じ方とは違った!って気づいて、「こんな自分もいいかも」って思える時もあります。
「これもいいかも」と感じる回数がふえていくと”人に頼るの禁止令”が少しづつ緩んでいきます。
甘えてもいいかも、人に頼ってもいいかも、本音を表現してもいいかも、って思えるようになります。
そしたら実際に会社や友人などの人間関係でも相手を頼ることができるし、それが「相手との関係性を信頼している証拠」だと感じられてきます。信頼関係が強くなり、お互いにとって快適な関係性をつくっていくことができます。
まとめ
「人に頼っている人を見るとイライラする」
「人を頼れずに自分一人で頑張ってしまう」
そんなアダルトチルドレン気質を抱える方は、まず自分で自分を甘やかすことからはじめてみてください。
自分の本音を叶えてみて、どう感じるかをじっくり味わってみて。
あなたの中の禁止令が少しづつ緩んでいくと、他者とも自分ともより心地いい関係性を保てるようになりますよ^^
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです😊
【追伸】
当カウンセリングルームではアダルトチルドレン気質を抱える方へむけたご相談をおうけしています。
今の自分の殻を破って、「もっと生きやすい世界を自分でつくっていきたい」という方は一度お試しカウンセリングでお話をお聞かせくださいね。