こんにちは。
心理カウンセラーの伊志川さくらです。
今回は、
「精神性発汗」に悩んでいる方にむけて
その背景にある「よく見られたい」という気持ちについて、
お話していきます。
あなたの思考のくせに気づいて
精神性発汗の悩みを克服する一歩が踏み出せるので
ぜひ最後まで読んでみてください^^
もくじ
汗が気になるのは、「ちゃんと見られたい」から
精神性発汗に悩む方の多くは、
こんな思いを抱えています。
- 迷惑をかけたくない
- 不潔だと思われたくない
- 変な人だと思われたくない
- 自信がなさそうに見られたくない
つまり、
「よく見られたい」「ちゃんとしていたい」という気持ちが、
無意識に強く働いているケースが多いです。
でも、「よく見られたい」は悪者じゃない
ここでひとつ、
誤解を解いておきたいのですが
「よく見られたい」という気持ちは、
決して悪いものではありません。
むしろそれは、
人に迷惑をかけないようにする、という
他者へ向けた思いやりのある心の表れです。
ただ、それが強くなりすぎると、
「失敗できない」「弱さを見せられない」という緊張を生み、
その結果、汗として体が反応してしまうのです。
「汗をかいたらどうしよう」が汗を呼ぶという逆説
精神性発汗がやっかいなのは、
汗を気にするほど、さらに汗が出るという点です。
これは、
「汗をかく=恥ずかしい・まずい」と脳が判断し、
ストレス反応として交感神経が活性化し、
汗腺が刺激されてしまうから。
つまり、
汗を抑えようとするほど、止まらなくなるという
“悪循環”が起こってしまうのです。
まずは、「よく見られたい」気持ちに気づいてあげる
「なんでこんなに汗が出るんだろう?」
そう思ったとき、
心の奥にある気持ちをそっと見てあげてください。
もしかしたら、
- 「失敗したくない」
- 「嫌われたくない」
- 「ちゃんとしなきゃ」
そんな自分へのプレッシャーが、
いつのまにか日常になっていたのかもしれません。
それに気づけたとき、
あなたの中に「緩む余白」が生まれてきます。
“よく見られたい自分”を責めず、優しく手放す
「ちゃんとしなきゃ」が強い人ほど、
完璧じゃない自分に対して厳しくなってしまいがちです。
でも、ちょっと想像してみてください。
汗をかいている人を見て、
「不潔だ」とか「変だ」とか、
そんなふうに思う人って本当にどれだけいるでしょうか?
むしろ、
「緊張してるんだな」
「一生懸命なんだな」
と感じる人のほうが、多いのではないでしょうか。
「よく見られなくても、私はここにいていい」
「よく見られること」と「愛されること」は、別物です。
汗をかいても、うまく話せなくても、言葉に詰まっても、
あなたの価値は1ミリも減りません。
それに
「よく見られる」「よく見られない」という行動は
相手が決めることです。
だから、どんなにあなたが
「人からよく見られたい」と感じても
相手からの見え方は自分でコントロールすることは難しいです。
だから
「よく見られるように」努力するよりも
目の前のことに対して自分ができるベストをつくす、
ってことが
あなたがコントロールできることです。
例えば
・目の前の相手の話を一生懸命に聞く
・しどろもどろになっても最後まで話しきる
などです。
まとめ:汗は「心のがんばり」のサイン
精神性発汗は、「体の問題」ではなく、
心がまじめにがんばっている証拠です。
そして、
汗をかかないようにするよりも、
汗をかいても大丈夫な自分になることの方が、
ずっとラクで自由です。
「よく見られたい」を少し手放すと、
汗も心も、ふっと軽くなるかもしれません。
無理に前向きにならなくていいし、
急に変わらなくてもいいです。
ただ、
「よく見られるように」努力するよりも
目の前のことに対して自分ができるベストをつくす
この視点を、心のどこかに置いておいてくださいね^^
いつでもあなたを応援しています^^