こんにちは、心理カウンセラーの伊志川さくらです。
今回は過去の私について書いていきます。
プロフィールにも書いてありますが、私も皆さんと同じように過去に色んなことで悩んできました。
性格コンプレックス、自己否定、繊細なHSP気質、精神性発汗、対人不安からくるメンタル&体への影響、パニック症などです。
その中でも今回は「職場の人間関係」の悩みについて書きますね。
社会人の時、一度だけ本当に本当に頭がおかしくなりそうなくらいの人間関係の悩みがありました。
(この件についてはプロフィールに書いているので詳細は割愛します)
私がこの人間関係の悩みをどう乗り越えたのか、そのきっかけを今回つづっていきます。
少しでもお役にたてると嬉しいです^^
5年間苦しんだ人間関係
私の悩みの渦中にいた相手の方は、年上の同僚女性。
少人数チームで一緒に働いていたので、無視しようにもできない状況でした。
社内にいるときだけでなく、帰宅してもイライラや不満な感情がずっとつきまとっていたんですね。
・本を読んで解決のヒントをえたり
・別の捉え方をしてみたり
・相手への接し方を工夫してみたり
・上司に相談したり
色々自分なりに試してみました。
そしたら一時的にポジティブな感情がわきあがって、気持ちをリセットできているつもりになっていました。
だけど、毎朝出勤して彼女の姿が目に映るだけで、いつものネガティブ感情がワッと沸き起こってしまう、そんな状態でした。
この状態が5年くらい続いたんです。(こんな長く続いたら飽きますね笑)
悩み克服のきっかけは意外にも〇〇
でもね、その時に大きな転機が訪れたんです。
それは、上司との面談の時でした。(会社の規定で年に2回の個人面談がありました)
上司へはそれまでも同僚との人間関係について何度か相談していたのですが、「チームの和を乱したくない」ということで改善へむけて何かをしてくれることはありませんでした。
それでもあきらめずに、私から上司に、改めて同僚女性との人間関係の相談をした時です。
その時もいつものように、私の悩みを軽く流されたような感じがしました。
その時の上司の対応を見て思ったんです。
「もう、私から何を言っても無駄だな」と。
それは、諦めのような気持ちでした。
私からどんな訴えをしても現実は変わらないんだ、と。
上司に対してだけでなく、同僚女性に対しても、
「私がどんな感情をもとうとも、彼女には関係ないことなんだな」と悟りました。
それからは同僚女性に対する執着を手放すことを決めました。
「執着」を手放して得た変化
それまでは、私の意識の90%はずっと彼女にむけていました。
仕事をしているけど、頭のどこかで彼女を意識している状態です。
彼女がどんな風に仕事をしているか、どんな発言をしているか、どれくらい休憩しているか、常に意識のセンサーが同僚女性を追っている感じだったんですね。
(今思うとストーカーやん、って感じですが笑)
それからは意識のスイッチを切り替えました。
イメージ的にはトロッコ列車の走行方向を自分で切り替えて、全く違う方向にすすんでいく感じです。
代わりに何に意識をむけたかというと「自分がこの会社でどんな仕事ができたら満足か」ということです。
自分の仕事生活が満たされていたら、人間関係の悩みは小さなものに変わると思ったからです。
それからは上司や先輩にむけて「私はこんな仕事をしてみたい」「私はこんなことができる」と発言するようになりました。
そうすると自分のしたい仕事が本当に任されるようになったんです。
仕事人生が充実してくると、死んだ魚のような自分から”ピチピチ活きのいい自分”に変わっていきました。
それは自分で感じたし、周囲の人の目からも明確にわかるくらいでした。
そして、自分が好きな仕事だからパフォーマンスもあげることができ、年収も大幅にうなぎ上りにUPしていったんです。
そして私自身の意識が変わったので、その同僚女性との付き合い方や関わり方も変わっていきました。
同じ会社にいるけど、ストレスなくいられるようになったんです。
人間関係の悩みから学んだこと
意識の向け先を変えるだけで、こんなにも人生が変わってくるなんて私は露にも思いませんでした。
同僚女性との人間関係の悩みを通じて、私は色んなことを学びました。
・自分から主体的に動かないと運はつかめない
・他者への執着は自分を苦しめる
・自分と他者の価値観は異なること認識しないと、お互いが苦しくなる
・何に意識をむけるかで人生が変わる
この経験から、今人間関係や他のことで悩んでいる方へむけてお伝えしたいことは
「今抱えている悩みはいったん脇に置いておいて、自分が少しでも幸せになれることに意識をむけてみませんか」
ということです。
悩みを解決することを諦める、というと語弊があるかもしれませんが、
・そもそも解決する必要のない悩みだったり
・自分ではどうすることもできない悩みだったり
するかもしれません。
なによりも、自分自身が幸せ、充実感、穏やかさを感じられる時間をふやしていけるように「こうなったらいいな」と思うことに意識をむけて小さな一歩をふみだしてみてください。
その小さな一歩が人生が変わるきっかけになるかもしれません^^
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです^^