あなたには、どうしてもゆずれない「イヤなこと」はありますか?
恐らく誰しも一つは抱えているのではないでしょうか。
例えば、こんな感じです。
・宴会でお酌をすること
・苦手な人に挨拶すること
・苦手な同僚の仕事を手伝うこと
他の人は、抵抗を感じながらもなんとかやってるんだけど、自分には「どうしてもできない」こと。
その場から、逃げ出したくなってしまうようなことです。
例えば、私の場合だと「男性にお茶をだすこと」です。
どうしても、苦手です><
会社員の時は、もう心を無にしてやっていました。
感情を感じないようにしていたのに、お茶くみをしている最中やその前後は、気分がすごく沈んでいたんですね…。
一方で、隣に座っていた別の事務員女性はお茶くみに対してネガティブな感情はもっていませんでした。
むしろ、「席を外せてちょっとサボれるからラッキー♪」という感覚でした。
業務は同じなのに、人によって感じ方が異なる、
この現象は、どうしておこるのでしょう?
それは、その人がもつ「ビリーフ(Belief)」が関係しています。
ビリーフとは、信念・価値観のことです。
お茶くみに対するビリーフによって、そのことに対する感情が全く異なってきます。
例えば私のお茶くみに対するビリーフは、こんなものでした。↓
・女性の地位を下げる仕事
そして、私がお茶くみをしていた時は、召使いになったのような気分でした。
(めちゃくちゃ主観はいっています笑)
もともと私は、子供の時から兄・弟に囲まれて育ってきたので母から「あなたは女の子だからお手伝いしない」のようなことを言われてきました。
その度に「なんで女の子だったらしないといけないの?」と疑問を抱いてきました。
この経験によって、私の中で「男尊女卑の社会から抜け出したい」という考えが培われてきたんだと思います。
だから、人の何倍も「男性にお茶をくむ」行為がどうしてもイヤだと感じてしまいます。
ちなみに、ビリーフは15歳くらいまでに作られるといわれています。
あなたにも、「あ~これ、毎回うんざりするやつだ」ということは、ありませんか?
もし、あなたが毎回同じような物事でモヤモヤを感じているなら、それに対してできることは3つあります。
(1)ビリーフを変える
(2)対象の物事に直面しない環境をつくる。
(3)対象の物事をすることで得られるメリットを考える
(1)のビリーフは変えられます。
でも、子供の頃から何度も繰り返し心に刻んできたビリーフを変えるには、少し時間がかかるかもしれません。
でも、論理的に自分を納得させることができれば、そして潜在意識に刷り込めば必ず変えられます。
私のお茶くみの場合だと、例えばこんな感じです。
ビリーフ:お茶くみは男尊女卑を象徴する仕事だ
↓
新たなビリーフ:お茶くみは社内コミュニケーションを円滑にする
新しいビリーフは、自分が納得でき、心地いいものをとりいれていきます。
(スイマセン、ちなみに、私はお茶くみに関しては今でも苦手意識があります。)
(2)の対象の物事に直面しない環境をつくるのは、つまり回避行動です。
例えば、こんなことです。
・自分がそれをしなくていいポジションを目指す(昇格する、部署異動するなど)
・上司などにやりたくない旨を伝える。説得する。
・物理的に環境(会社)を変える
(3)対象の物事をすることで得られるメリットを考えるについては、例えば、お茶くみの例でいうとこんな感じです。
・男性社員が私のお茶で喜んでくれたら、私も幸せを感じられる
・おいしいお茶の入れ方を学ぶことができて一石二鳥だわ
・接客の練習になるわぁ
ちょっと、無理やり感はありますが、笑、こんなメリットも考えられます。
物事に対する視点を変えるのが目的ですが、もし「メリットはどうしても思いつかん!」という場合は、無理しなくても大丈夫です^^(だから、(1)か(2)がおすすめ。)
もし、あなたが「どうしても受け入れられないこと」があれば、試しに上記の1~3のどれかをやってみてください。
そして、もしあなたが「お茶くみはイヤだ!」という方であれば、、、私と仲間です!!
意気投合できそうです笑
ビリーフは私たちの日常に転がっています。
それこそ、星の数ほどあります。
「なぜか、これに関しては納得できない」
「どうしても、できないことがある」
など、いつも感じるものがあれば、それはビリーフが関連しています。
「もしかして、これビリーフかも」と気づけたあなたは、もうその問題の対処法を知っています。
不自由なビリーフを手放して、もう少し楽に生きてみませんか?