フロー状態って聞いたことありますか?
心理学者のミハイ・チクセントミハイ氏が提唱した理論です。
いわゆるこういう状態のことです。↓
・極限に集中している
・まわりの目が気にならない
・最大のパフォーマンスを発揮している
マリオがスターをとった時のような「無敵状態」になります。
そして、仕事でフロー状態になれれば、あなたの潜在意識が勝手にフル活用され高いパフォーマンスを発揮できます。そのタスクの最中や終わった後も、高揚感に浸っている余韻を感じられます。
人目を気にしてしまう人にとっては、このフロー状態を創り出すことで、
(1)人目が気にならなくなり
(2)あなた本来の能力が最大限発揮される
ということになります。
ということで今回は、フロー状態になる瞬間の作り方について、私の経験をもとに書いていきますね。
結論です。
フロー状態を作るには、以下を意識してみてください。↓
・自分にとって少し難易度が高いタスクをする(感覚的には、10人中1,2人しかできないようなタスクに挑戦している感覚) ・「私以外できる人がいない」「私がやらなきゃ」という使命感をもつ、もしくはそんな状況をつくる ・「目の前の人に貢献したい!」気持ちのボルテージをMAXまであげる
私の経験上、この3つがそろった時にフロー状態を経験しました。
自分にとって少し難易度が高いタスクをする
緊張感がなければ、脳は目の前の仕事をルーティンワークとして見なします。
”あ、またこの簡単な仕事かー。思考停止でもできるわ”と脳が考えます。
なので、フロー状態になるには、脳がフル回転しなきゃいけないような少し難易度が高いタスクに挑戦する必要があります。自分にとって少し高いハードルを連続で飛び越えているような感覚です。
「私以外できる人がいない」「私がやらなきゃ」という使命感をもつ
小さな子供を抱えたお母さんが、家が火事になった時に底力を発揮するのはこのおかげです。
「何がなんでも私が子供を助けなきゃ!」という使命感で、80㎏のガレキを持ち上げて子供を助けられるのです。
この原理で、仕事でも「私しかできる人がいない」「私がやらなきゃ」と感じた時に、潜在意識の力をフルで発揮します。
フロー状態が解かれた後は、
「あれ、私、めちゃくちゃうまくプレゼンできたじゃん!」
「全く緊張せずに、人目も気にならずにできた。自分じゃないみたい!」
って、自分でもびっくりするくらいの成果がだせているはずです。
「目の前の人に貢献したい!」気持ちのボルテージをMAXまであげる
私は、「人が自分のためだけに頑張ること」に限界があると考えています。先にあげた肝っ玉母ちゃんの例もそうですが、誰かを助けたい、人に貢献したい、目の前の人に役に立ちたい、という気持ちがあってこそ本来の能力を活かせると思います。
会社での仕事は、基本的に自分以外の人に貢献しています。(もちろん自分のためでもあります)
「誰かに貢献したい」気持ちをMAXまであげていくと、仕事に取り組む姿勢も変わってくるかもしれません。
最後に私の経験談をお話します^^
私は、人前にでると緊張し過ぎるタイプです。今でも緊張します。
ですが過去にフロー状態にはいった瞬間が何度かありました。
お客様の前で、プレゼンの通訳をやっていた時です。
海外の提携メーカーへ訪問し、専門用語がとびかうなか、私しか通訳できる人がいなくて10名ほどの前で、通訳業務をしたときです。うまくできなくても、何度か相手に聞いて確認してを繰り返して、お客さんに内容を分かってもらおうと必死でした。その時は、人からどう見られているかも、緊張も感じなかったです。
あとになって、「あれ、フロー状態に入ってたな」と思ったのです。
”私、なんとかできた!”と、高揚感がありましたし、自信もつきました。
あなたも過去に、そんな瞬間はありませんでしたか?
きっと、その時は自分がどう見られているか気にしてなかったと思います。
そしてフロー状態の時は、あなたの能力が発揮されるあなたに適したタスクをやっていることが多いです。
過去の経験を探ってみると、あなたの適した仕事のヒントが見つかるかもしれません^^
最後までお読みくださり、ありがとうございました^^