人は出会って3秒以内でその人の第一印象が決まる。と言われています。
あなたは初対面の人にあうと、
「あ、なんか苦手…」
「なんか緊張する」
「胸がざわざわする」
そんな風に感じる時、ありませんか?
そして、そう感じてしまうとその後はこんな行動を無意識にとっていませんか?
・自分らしく振舞えなくなる
・言いたいことも言えなくなる
・沈黙してしまう
・その場から立ち去る
誰しもこういった経験があると思います。
今回は、この初対面で「なんか苦手だな…」と感じてしまう理由についてお伝えします。
この記事を読むと、
自分がどうして相手を苦手と感じるのかがわかるので、今後は自分の感情をフラットにして人間関係を育んでいくことができます。
ぜひ、最後まで読んでみてください^^
では、早速、初対面で相手のことを「苦手だなぁ」と感じる理由について書きますね!
①自分とは逆の特徴をもっているから
今現在もしくはこれまでにあなたが「苦手かも…」と感じた人たちを思い出してください。
なにか共通点はありますか?
一般的に人は、自分とは逆の特徴をもっている人にたいして苦手意識を抱えがちです。
心理学では「影(シャドウ)」という言葉があります。簡単にいうと「これまでの自分の人生で生きてこられなかった側面」をあらわすものです。自分が生きてこなかった側面を相手がもっている場合は、もしかすると苦手以外に、相手にたいして羨望の気持ち、劣等感など複雑な気持ちもまじっている場合もあります。
例えば、こんな感じです。
・真面目な人ほど、チャラい人が苦手
・感情をあまり表現しない人は、感情表現が豊かな人が苦手
・繊細な人は、大胆にふるまう人が苦手
初対面でであった瞬間に、私たちはこうした無意識レベルの情報を五感(視覚・聴覚・体感覚)でうけとっています。
もちろん、自分と逆の特徴をもつ人すべてに苦手意識をもつわけではありません。過去の出会いや人との関わりにおいて、とても誠実なチャラい人と接点をもった真面目な人は、チャラい人にたいして苦手感情をあまりもたないかもしれません。
大切なことは、「どうして自分はあの人に苦手意識をもったのだろう」と振り返ることです。
あなたの苦手なタイプの人は、どんな特徴をもっていますか?
それは、あなたとは逆の特徴でしょうか?
➁過去に関わってきた人の記憶が呼び起こされるケース
例えばあなたが前職で、あるお局から嫌味を言われてイヤな気分になった経験があるとします。
そのお局と目の前の相手の”目つき”や”メイクの仕方”または”話し方”が似ていたら、過去のイヤな記憶が瞬間的に呼び起こされてイヤな気持ちになってしまいますよね。これも、無意識に会った瞬間に感じています。自分では気づかないケースも。
実際にカウンセリングでもクライアントさんと対話している中で、こういった例が時々あります。
なぜか苦手、緊張する相手が、実は過去の自分の父親と同じ特徴をもっていたことや、口ぐせが似ていた。ゆえに新しい人間関係でも苦手な父親を思い出すような人間関係になると、どうもうまく関係性が築けないケースもあります。
あなたが感じる苦手な人は、過去に苦手に感じた人と似たような特徴をもっていますか?
苦手感情に飲み込まれずに良好な人間関係を築いていくには?
ここで大切なことは、苦手な人、嫌いな人がいてもOK、苦手意識をもってもいいんだと受容することです。相手にもあなたにも1mmも非はありません。
そして
・苦手に感じる理由をきちんと把握して、言語化しておくこと
・自分はこんな人が苦手なんだなぁと知っておくこと
苦手な理由がわかっていれば、初対面でもその後の付き合いにおいても苦手感情に飲み込まれずに人と関わっていけます。
そして、自分の苦手なタイプを知ることが、相手を受容することにつながります。「受容する」とは、相手を好きになることじゃあありません。相手を客観的に知ることです。いい・悪いの判断なしで、「相手にはこんな特徴があるんだなぁ」と理解しようとすることです。
まずは、自分がどう感じているか、なぜ相手のことを苦手だと感じているのか、一度振り返ってみてください。今後の人間関係の生きづらさがへっていきますよ^^
この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました!