こんにちは。
心理カウンセラーの伊志川さくらです。
仕事が終わって家に帰ってきたのに、
体は疲れているはずなのに、なぜか気持ちが休まらない。
友達と会って、楽しく過ごしたはずなのに、
家に帰ってから「なんだかモヤモヤする…」そんな時はありませんか?
「何があったの?」と聞かれても、うまく説明できない。
理由はよくわからないけど、胸のあたりに、モヤモヤ感だけが残っている。
HSS型HSPさんは特に、
考える力が高く、行動力もある分、
こうしたモヤモヤやイライラを無意識にスルーしてしまいやすい傾向があります。
「まあいいか」
「考えても仕方ないし」
「気にしてたら疲れるだけだし」
そうやって流してきた感情、ありませんか?
でも、言葉にならなかった気持ちは、
消えたわけではなく、ただ置き去りにされているだけのことが多いんです。
私自身も以前は、
イライラやモヤモヤを感じても深く見ないようにして、
そのままにしてきました。
その結果、
ずっと続くモヤモヤに悩まされることが多かったんです。
そこで今日は、
言語化できない気持ちに、自分で寄り添うためのセルフワークをお伝えします。
難しいことはしないので安心してください。
うまくできなくても大丈夫です^^
気持ちは「感じてあげるだけでいい」
最初に大切なことをお伝えします。
このワークの目的は、
モヤモヤを消すことでも、
ポジティブに変えることでもありません。
大切なのは、
「どう感じていたのか」を、あなた自身が分かってあげることです。
感情は、敵ではありません。
ちゃんと理由があって、そこにあります。
モヤモヤを言語化するセルフワーク
では、ここから一緒にやってみましょう。
今、何かモヤモヤしていることがあると仮定して進めますね。
① 体のどこに感じているかを探す
目を閉じても、閉じなくても大丈夫です。
そのモヤモヤは、
胸、喉、お腹、肩…
体のどこに一番強く感じますか?
「ここかな?」くらいで大丈夫です。
② モヤモヤをキャラクターにしてみる
その場所にあるモヤモヤを、
キャラクターだとしたら?と想像してみてください。
色は?
形は?
大きさは?
人じゃなくて、
ゆるいキャラクターでOKです。
③ 名前をつける
「モヤモヤ君」
「ザワザワちゃん」
どんな名前でも大丈夫です。
④ 目と口をつけて、目の前に出す
そのキャラクターに、
キャラクターっぽい目と口をつけてみてください。
そして、イメージの中で、
目の前に出してみます。
⑤ 話しかけてみる
心の中でも、声に出してもOKです。
「ねえ、どうしてモヤモヤしてるの?」
はっきりした答えが返ってこなくても大丈夫です。
なんとなく、
「これかな?」
「もしかして…」
そんな感覚で十分です。
たとえば、
「昨日、上司に言いたいことが言えなかった」
そんな言葉がモヤモヤちゃんから返ってくるかもしれません。
⑥ 返ってきた言葉に寄り添う
もしそんな感覚があったら、こう返してみてください。
「そっか、本当は言いたかったんだね」
「それはモヤモヤするよね」
さらに聞けそうなら、
「本当は、どんな気持ちだった?」
と聞いてみてもいいです。
「認めてほしかった」
「悲しかった」
そんな気持ちが見えてくるかもしれません。
それに対して、
「そっか、悲しかったんだね」
「ちゃんと頑張ってたよね」
評価もアドバイスもいりません。
ただ、聞いてあげるだけで大丈夫です。
なぜ、これで気持ちが落ち着くのか
こうして感情に寄り添うと、
モヤモヤやイライラが
短期間でスーッと落ち着くことがあります。
それは、
「やっと分かってもらえた」
と、感情が安心するからです。
自分の本音を、
自分自身が理解してあげる。
それだけで、
心は思っている以上に落ち着いていきます。
うまくできなくても、大丈夫
イメージが浮かばなくてもいい。
言葉が出てこなくてもいい。
「感じようとした」
その姿勢自体が、とても大切です。
もし一人でやるのがつらかったり、
もっと自分の気持ちを深く知りたくなったら、
誰かを頼っても大丈夫です。
置き去りにされるものじゃありません。
今日の夜、
もし少しモヤモヤを感じたら、
このワークを思い出してみてくださいね^^
あなたがあなたの一番の味方でいられますように。



