今回は
「自分らしく生きるには?」のテーマで
過去の私の実体験をストーリー調で書いています。
小学生の頃の私と、
一児の母である現在の私、の2人が登場します。
プロフィールでも書いていますが
私は、子供の頃から内向型で
「私の性格って損だなぁ…。
もっと明るく活発な女の子だったら
もっと友達も多かったのに」
と毎日思いながら生きていました。
===ここから===
私が小学校3年生の時の話です。
その頃は市営住宅に住んでいたので
近所には幼なじみや年齢の近い子供が
たくさん住んでいました。
ある天気のいい週末、
私は家でテレビを見ていました。
外では、幼なじみの子2,3人が
遊んでいました。
同級生たちの
無邪気で楽しそうな声が
外から聞こえてきて
私は、
「途中から、あの輪に入りにくいな…」
「一人で家にいるほうが楽だなぁ」
って思っていました。
そんな時に、母からひと言。
「あんただけよ!外で遊んでないの。
みんなと一緒に外で遊びなさい!」
こういうことは
子供の頃から何度か言われていて
母の中で
この図式が成り立っていました。
活発な子供=理想の子供
母からそんな発言や態度がある度に
子供ながらに私は
自分を否定されている気がして
自己肯定感がダダダーっと
低くなっていったのを覚えています。
「みんなのようになれない自分は欠陥品だ…」
それから13年後、
私は23歳で母親になりました。
元気な男の子の初めての育児でした。
やはり自分の子供はかわいい。
でも、育児は「かわいい」
だけじゃなかったんです。
息子が幼稚園の年中のときでした。
その日は参観日がありました。
息子の同級生が
元気に運動場で走り回ったり
グループで遊んだりしている中、
息子は1人で
私のところに駆け寄ってきて
「かあちゃん!
一緒に遊ぼう。2人で鬼ごっこしよう!」
って言うんです。
私は過去の大人しい自分を息子に投影してしまって、
息子の声を聞いて、
すごく複雑な気持ちになりました。
私)
え…。他のお友達と一緒に遊ぼうよ。
私と遊ぶ時間じゃないじゃん。
クラスの子に「遊ぼう」って声かけようよ!
お母さんは遊ばないよ…!!
って息子に言ってしまったんです。
それを聞いた息子は
シュン…っとしてしまい
とぼとぼと運動場へ歩いていきました。
その時、私は無意識に
そんな言葉を投げかけてしまいました。
後になってすごく反省しました。
そして気づいたんです。
これ、
過去の【私の母と小3の私】の関係
そのものじゃないか。と。
大人しくて引っ込み思案な
息子の性格を否定して、
突き放すような言葉を投げかけてしまった…
反省した私は
それ以降、子供の性格はすべて
大切な個性として捉え
全てを肯定して育児をしていこうと決めました。
今や息子は
中学3年生で
心穏やかな青年に育っています。
===ここまで===
ということで
この話から何を伝えたいかというと
・本当はみんな自分らしく生きたい
・自分を認めてほしい。肯定してほしい。
って心から願っていることです。
それと
・誰も他者を否定する権利なんてない
たとえ、親でも、先生でも、上司でも
ということです。
1人でテレビを見ていた小3の私が、
あのとき、
母から肯定的に受け入れられていたら
もう少し自信をもって
学生時代を過ごせたかもしれない…
でも、もうそれは過去のこと。
今からでも
自分で自分の思考は変えていけます。
もし、あなたが
・こんな自分ではダメだ
・〇〇ができない自分には価値がない
こういったマイナスの思い込みや
コンプレックスを抱えているのであれば
まずは、そんな自分を受け入れて
癒すところからはじめてみませんか?
そうすることで
「自分らしく生きる一歩」を踏み出すことができますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
◇◇◇◇
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