こんにちは。
心理カウンセラーの伊志川さくらです。
精神性発汗で悩んでいる方から
ご相談のメールをいただく内容で多いのが
「どうしても緊張して汗をかいてしまう」
「昨日は汗がでなかったけど、今日は汗をかいてしまいました…」
といったものです。
精神性発汗で悩んでいる方にとっては
人前で汗をかくことそのものが
恐怖やパニックにつながります。
私も同じだったので
汗がではじめると
どうしていいのかわからなくなって
焦っちゃう気持ちがすごくわかります。
今回は
人前で汗がではじめたときに
どう対処をしたらいいのか?
についてお話していきます。
おそらく、これまであなたが
やってきた対処法とは異なる
アプローチになるので
ぜひ最後まで読んでみてください^^
早速、結論です。
人前で緊張して汗がでてきたとき
起こっている現象にたいして抵抗をしない、
ことが一番の対処法です。
起こっている現象にたいして
抵抗をしない。
とは、どういう意味か説明しますね^^
まず「起こっている現象」とは
目で見てわかる事実や
自分が感じている感情のことです。
例えば
・汗がでてきている
・「あーやばい!汗がでてる」と内心焦っている
こんなことです。
そして
この現象にたいして
「抵抗をする」とは、
「汗とめなきゃ…!」
「汗を見られないようにしなきゃ」と
汗を隠そうとしたり
または
「どうしよう…!」という焦りの気持ちに
さらに意識をむけてしまう
といったことが
「起こっている現象に抵抗をする」ことになります。
なので
この「抵抗」をやめることが
一番の対処法になります。
それはなぜかというと
その「起こっている現象」は
あなたがどうにかしようとしても
うまくコントロールできることじゃないからです。
コントロールが難しいことに
あーだ、こーだと抵抗を続けても
「現象」はさらに悪化していきます。
ちょっと考えてみてほしいのですが
精神性発汗で緊張で汗がでてくる以外でも
夏の暑い日に外でマラソンしていると
汗がでてきますよね。
そのでてきた汗を
あなたは、自分の意志の力で
とめることはできますかね…?
氷とか冷たい飲み物とかは
使っちゃダメですよ^^
おそらく
自分の意識の力で
でてきた汗をとめることは
ほぼ無理だと思います。
同じように汗だけじゃなく
「あーどうしよう!!」っていう焦りの気持ちも
自分の意識で、すぐに焦りを抑えるって
なかなか難しいんですよ。
これも例えば
道を歩いていて、すれ違った見知らぬ人から
いきなり「ブス」って言われたときに
強い悲しみや、イライラを感じたとき
すぐにこの感情を抑えられますか…?
感情をすぐに抑えることも
おそらく、難しいと思います。
では「抵抗しない」って
どういうことかというと
汗がでている現象も
焦りの感情も
「抑えよう」とせずに
「これじゃダメだ」と否定もせずに
ただそのまま認めることをします。
「あ、汗でてきているなぁ」
「あ、私、焦っているなぁ」
って、ただ「その現象のまんま」を
客観的に認めていきます。
その現象はあるんだけど
その現象に「いい」「悪い」の判断をしていない状態です。
つまり
・汗をかいちゃダメだ
・焦っちゃダメだ
ではなく
・汗があるな
・焦りの気持ちがあるな
ってそのまま認める感じです。
そうすると
「今起こっている現象への抵抗」がへって
汗をかくことへの恐怖感や焦りも
それに比例して、なくなっていきます。
このことを聞くと
今、汗をかくことへの恐怖を感じている方は
「そんなこと、できない…」って感じるかもしれません。
私も、人前で汗をかくことが
めっちゃ怖かったです。
・相手からどう見られてるのか?
・どう思われているのか?
・滝汗の自分の顔が
相手にどう映っているのか?
とか、色んな不安が
頭の中を占領していて
パニックになっていました。
汗をかいている自分の顔を
相手に見られたくなかったら
・必死で汗を隠そうとしたり
・焦りの気持ちに深入りして
さらに大きな焦りを感じてしまったり
・不自然に急にトイレにいって
その場から離れるってことをしていました。
だけど、実際は
これらはすべて汗の悩みを悪化させていた
ってことに気づきました。
それから私は
起こっている現象(汗、焦りの感情)に
抵抗することを”意識的に”やめていきました。
はじめは難しかったです。
だって
焦りの気持ちって
やっぱりでてくるし
実際に汗もでてくるしで
その「現象そのもの」を嫌っていたからです。
汗でてくるな…!
焦るな。落ち着け…。
っていう思考回路が
くせになっていたからです。
だけど
少しづつ意識しながら
起こっている現象に抵抗しない。
っていうのを
汗が出てくる度に実践していきました。
そうすると
段々コツがつかめてくるんです。
少しづつ
汗の悩みがへってきて
汗のことを考える時間がへってきて
その代わりに
もっと生産的な考え方ができたり
自分の好きなことに使う時間がふえていきました。
だから、もし今
汗でてきた…→怖い、焦る、どうにかしたい!
と感じている人も、安心してください^^
今回お伝えした
「起こっている現象に抵抗しない」を
1回、5回、10回と
実践していくことで
必ず汗の不安はへっていきます。
とはいえ
もし一人では難しい…と
感じたら、一度私にご相談ください。
あなたの思考のクセや
自己肯定感といった根本から変えて
汗の悩みを克服していきましょう^^